戦略立案の分野で最終的に参考になっていると思うものをリストアップ。
- シナリオ・プランニング
- 分析のフレームワークは多数あるが、どのツールを使う場合にも分析の進め方はシナリオ分析で場合分けしてから考えることが多い。戦略を考える際には最後の一兵として戦うシーンが多く、多人数でレビューするのと同じ効果を得たいからだと思われる。
- デコンストラクション経営革命
- 関係者が競争環境を理解していないことが多々あるため、周辺市場のバリューチェーン分析をすることは多い。ただ、この本がベストではない気もするが、といって良い本が思い浮かばない。
- コア・コンピタンス経営
- 未来の競争力を獲得するための考え方を学ぶ本。「選択と集中」をはじめ、この本が定義したコンセプトが誤用されているケースは多く、適切に理解するためには現物を読む必要がある。
- イノベーションのジレンマ
- 代替品の脅威を理解するための必読書。破壊的テクノロジーに直面した大企業のもろさは近年の日本メーカーが実例となっている。続編も出ているが、実際に活用するのは難しい。
- バランスト・スコア・カード
- 大企業の組織管理に活用されているため、知っておいても良いかもしれない。ただ、どこも消化不良になっている印象なので本質的に重要ではない可能性も。
⁋ 2012/04/18↻ 2023/05/04